縄張りと回避

2歳過ぎた頃から縄張り意識というか、自分の場所に知らない人(犬)が入ってくることを嫌うようになったつるちゃん。

家の前の私道(突き当たりなので住人専用)で不要なチラシのポスティングや用事もないのにフラフラと侵入して来る人に対しては、人間の私でさえ不審感・不快感がある。
つるちゃんにしてみれば住人＆住人と親しげにしている人＆最近住み着いている野良猫（最初はピーピー威嚇していたけれど私道のメンバーと認めた模様）以外は全部招かれざる侵入者。

なので私道の場合は「出ていけ」一択なのは仕方ないかなと思っていて、なるべく私の方が先に気付いて鉢合わせしないようにしてる。

公園の場合は「好きで落ち着ける場所ではあるけれど自分だけのものではない」という認識はあるようで、保育園児のお散歩や変な人がきた時は気配を察した時点で自ら立ち去り、余裕があれば私に指示を求めることがほとんど。
ただ、親しくない犬がどんどん接近して来ると、吠えはしないがﾌｧｯ!!とかﾌｫｯ!!とか威嚇することがある。

今日も日向ぼっこ中に知らない犬(つる的に到底仲良くなりそうもない犬種)が後から入ってきた。
公園のフェンスの外に姿を見つけた時点で意識はしており、入ってこなければこちらは何もしなくていいし、入ってきてもつるちゃんが嫌がらなければいいので様子を見ていたら、相手のわんちゃんが入ってきた＆つるちゃんは「入ってくるのか！？」と動揺した様子で立ち上がりﾊｯ!!と吠え未満で追い払おうとした。

そこで、「出るよ」と声をかけたら、すんなり公園から出た。

公園から出た後は身体をブルブルさせ、気持ちの切り替え。

争いは好まない、自分の安全を確保したい、そのために社会的距離を十分に取りたい、相容れないにも関わらず距離を詰められたら追い払わなければならない。
対処が分からないと身を守るためにやむを得ず吠える（最終手段）。
立ち去れば良い、距離を取れば良いと選択肢を与えればそちらを選ぶ。むしろそうしたい。

つるちゃんの場合、遊びや他の犬と挨拶をしたい！などのポジティブな吠えは家に来てから今まで一切ないので、出来れば吠えたくはないのだろう（ポジティブなピー！はある）。
つるちゃんにとっては本当ならしたくない「追い払う、威嚇する、牽制する」などの行動は最初からしなくて済むように丁寧に接していきたい。
（どんなに気を付けていても先方からものすごい勢いで来られてしまうと、引っ張って逃げるしか対処のしようがなくなるけれども…）

今日のケースも公園の外に犬を認識した時点でこちらが回避していれば防げた追い払い行動かもしれないが、先に日向ぼっこを楽しんでいたのはこちらなのでそこまで小さくなっていたらさすがに生きづらいし、相手の犬によってはそのまま仲良くなれることもあるので、「未然に防ぐ努力（回避の徹底）」と「何かが起こった時にストレスに繋がる行動を最小に抑える努力」の状況判断をその都度していけたらいいかなと思う。