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恐ろしい夢
すごくリアルな夢を見た。
私が癌になり入院。
家のことが気になる反面、家の色々から解放されて少しホッとしている自分もいる。
同室の原さんという女性がすごく親切にしてくれた。
原さんが一足先に退院するのを見送り、目覚めた。
目が覚めてからもしばらくの間、原さんに改めてお礼を言わなきゃ…なんて思っていたり。
私の中に生まれた癌細胞が見せた夢のような気がした。
私の母は46歳、私が12歳の時にステージ4の胃癌が見つかり、入院手術。
2年後に残った胃に新しい癌が出来、全摘。
私の思春期は母の病気一色で終わった。
誰にも言うなと言われたので、私を助けてくれる大人は誰もいなかった。
もし自分が子供を持つなら、同じ目には遭わせたくないとずっと思っていた。
子供を産むなら20代のうちにと。
そうすれば母と同じ年に癌になったとしてもそれなりに大きくなっているから。
24歳で長女、27歳で次女を出産し、今次女は中学2年生。
生意気盛りだが、この子にはお母さんがいないとだめだ。
もちろん高2の長女にもまだまだ私が必要だ。
「子供を残して死んだらいかん、親より先に死んだらいかん」
母の癌が見つかった時に祖父が言った。
人間の子供はいずれ大人になるが、家には犬と猫がいる。
彼らは一生子供だ。
母はきっと私が自分と同じように癌になったら絶望するだろう。
最後の最後に親不孝をしないように、子供を残して死なないように。
私にはまだノルマがある。